北之台雅楽会は1997年のオーストラリア公演を皮切りに、アメリカ合衆国(ニューヨーク及びマサチューセッツ州)、インドと公演を重ね、雅楽を通じて日本文化の紹介につとめてまいりました。
2005年は「日・eu市民交流年」に当たり、当雅楽会も外務省の交流事業参加募集に応え、登録されました。開催に当たっては、独立法人国際交流基金助成対象事業として認められ、さらには在外公館の主催及び共催の形で初のヨーロッパ公演を行うことができました。
11月17日から25日にわたり、フランス・オランダ・ベルギー・ルクセンブルグ・ドイツの5か国、計6回の公演を行ない、交流年のコンセプトである「人と人との交流」に確かな手応えを感じました。今回の貴重な出会いを大切に育み、より広く、深い文化交流に発展させたいと思っております。
ご協力頂きました関係者の皆様に、深く感謝申し上げます。
演奏日程
・11月17-18日  フランス(パリ)
・11月19日  オランダ(アムステルダム) 
・11月21日  ベルギー(ブリュッセル)
・11月23日  ルクセンブルグ(ルクセンブルグ)
・11月25日  ドイツ(フランクフルト)
地図 (クリックすると拡大します)

国際交流基金助成事業

2005年.11.17〜18
 フランス/ パリ
 主催: 在フランス日本国大使館
  於: パリ日本大使館・日本広報文化センター

エトワール凱旋門のすぐ近く、19世紀初め、凱旋門建設と同時に建てられた伝統的な建物の中にパリ日本大使館広報文化センターがある。
新古典主義時代の華やかな室内装飾を施された会場は全64席と小さめの為、二日に分けての鑑賞となった。
プログラム
1.楽器紹介
2.管弦:
   音取
   越天楽
   陪臚
3.舞楽:
   迦陵頻
   浦安の舞
来場者の声:

「何とも言えない静寂さと癒しを感じた」
「フランスの室内音楽の中での雅楽・舞楽は不思議な調和を醸しだしていた」
「狭い室内がより美を強調させた」
「艶やかな衣装と控えめな踊りのコントラストが面白い」「舞の動作、視線、手の運びに無限の宇宙を感じた。踊りは吐ききる呼吸が大事で、今日の舞楽にその吐ききった姿を感じた。人に感動を与えるのが芸術家の使命であり、この公演はその使命を充分に果たした」
「フランス語でポイントを絞った説明がとても分かりやすかった」
2005年.11.17
  雅楽講習  於: フランス国立東洋言語文化学院

フランス国立東洋言語文化学院で雅楽を教えている先生より、大使館を通じて演奏の依頼があった。日本語を学ぶ学生を対象に約1時間の雅楽紹介を行なった。(龍笛・篳篥の二管)
授業以外の学生も集まり、100名以上が参加。習得期間、楽器の値段、雅楽を始めた動機等々、多くの質問が相次いだ。

(2)オランダ・ベルギー    (3)ルクセンブルグ・ドイツ

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